本の言葉 ~私の読書ノート~

文学、哲学、宗教、自己啓発、ビジネス、脳科学、心理学、男女関係… 500冊の本の名言

『ロビンソン・クルーソー』 デフォー

      2018/03/05

<上巻>

どんな悪いことでも、そのなかに含まれている良いことを除外して考えてはいけない。またより悪いこともそれに伴っていることもわすれてはいけないのだ。

この世のなかでまたとないと思われるほど痛ましい境涯にあっても、そこには多かれ少なかれ感謝に値するなにものかがある

欠乏を訴える不満は、すべて、現にあたえられているものを感謝する心の欠乏から生ずる。

現在の状態を、こうなるかもしれないと初めに覚悟した状態と比べること。

われわれ人間にとって、自分の境遇のほんとうな姿は、それとはまったく相反するものをつきつけられるまではわからいなものなのだ。

神が人間のものをみ、ものを知る能力に狭い枠しかあたえたまわなかったということこそ、じつに神の恵みの深さを示すものにほかならない。

<下巻>

人間の真の偉大さは自分自身を治めることである。

人間の心というものが、もしおよそ人生というものが何であるか、いかにこの現世が真実の幸福とは無縁のものであるかを一度でも反省するにいたれば、自ら一つの幸福を――現世的な援助をなんら受けることはなくとも、充分に心を充たしてくれ、また身心の最高の目的や欲求にもふさわしい一つの幸福を――作り出す力を完全に発揮するということを自分は悟った。








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