本の言葉 ~私の読書ノート~

文学、哲学、宗教、自己啓発、ビジネス、脳科学、心理学、男女関係… 500冊の本の名言

『エピクロス 教説と手紙』

      2018/03/05

それゆえ、快が目的である、とわれわれが言うとき、われわれの意味する快は、――一部の人が、われわれの主張に無知であったり、賛同しなかったり、あるいは、誤解したりして考えるのとはちがって、――道楽者の快でもなければ、性的な享楽のうちに存する快でもなく、じつに、肉体において苦しみのないことと霊魂において乱されない(平静である)こととにほかならない。

自己充足の最大の果実は自由である。

自己を保全するためにまず第一に尽くすべきおのが分は、自分の青春を大切に守り、荒れ狂う欲望によってすべてを台無しにするものを警戒することである。

水とパンとで暮らしておれば、わたしは身体上の快に満ち満ちていられる。そしてわたしは、ぜいたくによる快を、快それ自身のゆえにではないが、それに随伴していやなことが起こるがゆえに、唾棄する。

より大きな快を楽しむために、これらのさまざまな苦しみに耐えることは、よりよいことである。また、もっときびしい苦しみに悩まないために、これらのさまざまな快をさしひかえることは、有益である。

自己充足は、あらゆる富のうちの最大のものである。

明日を最も必要としない者が、最も快く明日に立ち向かう。

幸福と祝福は、財産がたくさんあるとか、地位が高いとか、何かの権勢だの権力だのがあるとか、こんなことに属するのではなくて、悩みのないこと、感情の穏やかなこと、自然にかなった限度を定める霊魂の状態、こうしたことに属するのである。

隠れて、生きよ。
※アテネの反体制者への弾圧などがあった。








 - 哲学 > 人生哲学