本の言葉 ~私の読書ノート~

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『ネクストソサエティ』 P・F・ドラッカー

   

ネクスト・ソサエティは知識社会である。知識が中核の資源となり、知識労働者が中核の働き手となる。

<ネクスト・ソサエティの三つの特質>
一、知識は資金よりも容易に移動するがゆえに、いかなる境界もない社会となる。
二、万人に教育の機会が与えられるがゆえに、上方への移動が自由な社会となる。
三、万人が生産手段としての知識を手に入れ、しかも万人が勝てるわけではないがゆえに、成功と失敗の並存する社会となる。

これらの三つの特質のゆえに、ネクスト・ソサエティは、組織にとっても一人ひとりの人間にとっても、高度に競争的な社会となる。

知識は専門化して、始めて有効となる。

知識とは専門化である。

知識は急速に陳腐化する。
そのため定期的に教室に戻ることが不可欠となる。

知識労働者は金を絶対的価値とはしない。仕事が生計の資だった肉体労働者と違い、知識労働者にとっての仕事は生きがいである。

鉄道が生んだ心理的な地理によって人は距離を征服し、eコマースが生んだ心理的な地理によって人は距離をなくす。もはや世界には一つの経済、一つの市場しかない。

知識を基盤とする新産業の成否は、どこまで知識労働者を惹きつけ、留まらせ、やる気を起こさせるかにかかっている。

知識労働者の生産性の重要度については強調しすぎることがない。知識労働者の特性は、働き手が労働力ではなく資本だというところにある。

私はアメリカの経営者に対し、所得格差を二○倍以上にするなと何度も言ってきた。

人間として生きるということの意味は、資本主義の金銭的な計算では表わせない。金銭などという近視眼的な考えが、生活と人生の全局面を支配することがあってはならない。

二○世紀において、われわれは政府と企業の爆発的な成長を経験した。だが二一世紀において、われわれは、新たな人間環境としての都市社会におコミュニティをもたらすべきNPOの同じような爆発的成長を、必要としている。








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